Debian 6.0 に Google Chrome をインストール: AZISATO:COCOLOG
結果から先に言っちゃうと、Debian+FirefoxでYouTubeがまともに見れていないという方、多少難点もありますが、YouTube用にChromeを試してみる価値、絶対ありますよ!
先日の記事でDebian6.0にFirefox10.0.2を導入したわけですが、現在使っている"日頃何となく用"のPCは諸事情により"りなばいお君"から"りなしんく君(ThinkPad G41)"に交代しており、このりなしんく君はグラフィックスがオンボードという少々チープな仕様。
なのでりなばいお君+Firefoxで苦もなくできていたYouTube再生が、このりなしんく君+Firefoxではカクカクな再生となってしまう状況でした。
性能的にはRAMはりなばいお君の2倍の512MBあるし、CPUもMobile Pentium III(1.0GHz/Tualatin)からCeleron D(2.66GHz/Prescott-V)へと微妙に前進しているんですが、問題はメモリー容量やCPU性能などではなく、やはりグラフィックス性能かブラウザのレンダリング性能、またはその両方と想像されるところです。 ・・・なんかもう、だいぶ底辺な話ですね(笑
で、ノート型のオンボードである以上グラフィックス性能を上げるのはほぼ不可能であり、別のブラウザを使ってみることに。
XPのディスク上にものをスリップストリームする方法
注目したのはやはり昨今軽さと速さで定評のあるGoogle Chrome。
DebianにはCromiumというChromeの一部機能を間引いたもの(語弊があるかも)が用意されているのですが、やはりDebianの宿命とでも言うべきか、squeezeでaptitudeなどで正規に入手できるChromiumは非常にバージョンが古く、2012/3時点の最新版18.0.1022に対し6.0.472.63と非常に残念な状況。
なのでFirefoxやThunderbirdと同様、正規ではない方法で最新のChromeを導入することにしました。 あ、ちなみに今回のは古い記事の使いまわしぢゃないですよ!(大笑
正規ではないといっても、Firefoxに比べるとChromeはDebianへの導入も想定されて作られているようで、いくつかの不足ライブラリを追加した上でGoogle Chromeのサイトからdebファイルをダウンロードすれば、あとはdpkgですんなり入ってしまいます。ただし足りないライブラリはお使いのPCの環境によって異なってくる場合があり、探す手間が面倒くさいので今回はあえて最初からdpkgでインストールしてリポジトリをChrome対応に改変させ、足りないパッケージを洗い出させ、かつインストール待機状態にさせておいて、その上でaptitudeにて一括で足りないものを補いつつインストールを完了させるという姑息な手段でやってみました。賢明な皆様は順序立ててやった方がよいやも(笑
まずは下記のGoogle ChromeサイトからPC・OSに合ったものをダウンロード。
■Google Chrome
図の【Google Chromeを無料ダウンロード】のボタンをクリック。既にOSが自動判定されていますね。便利ー。
23歳の女子大生さんもYouTubeが速いと述べてます(笑 期待できそう。
・・・ところで女子大生さん、1年ほど留年なされたんですか?(笑
firefoxで衝撃波を再生する方法
次の画面ではPC・OSに合ったものを選択。今回は【32 ビット .deb(Debian/Ubuntu)】となります。利用規約をよ〜く読んで(w)、一番下の【同意してインストール】をクリック。
下記画面となりますが、ダウンロードが始まらない場合は【ここをクリック】をクリックします。
保存画面が出たら【ファイルを保存する(S)】を選んで【OK】をクリックします。なお保存先は自動的にFirefox既定の/home/(ユーザー名)/ダウンロードのディレクトリとなります。
さて、上の画面の導入手順にはダウンロードマネージャのボタンを押せば自動でインストールが始まる旨の記載がありますが、DebianのFirefoxではそんなボタンはないようです。
ここからはroot端末からのインストール作業となります。先の保存先に移動してdpkgを実行します。
私は不足しているCDキーを持っている、私は何をしているのか?
roo/span> 未選択パッケージ google-chrome-stable を選択しています。 (データベースを読み込んでいます ... 現在 125867 個のファイルとディレクトリがインストールされています。) (google-chrome-stable_current_i386.deb から) google-chrome-stable を展開しています... dpkg: 依存関係の問題により google-chrome-stable の設定ができません: google-chrome-stable は以下に依存 (depends) します: libcurl3 ...しかし: パッケージ libcurl3 はまだインストールされていません。 dpkg: google-chrome-stable の処理中にエラーが発生しました (--install): 依存関係の問題 - 設定を見送ります desktop-file-utils のトリガを処理しています ... gnome-menus のトリガを処理しています ... menu のトリガを処理しています ... man-db のトリガを処理しています ... 以下のパッケージの処理中にエラーが発生しました: google-chrome-stable |
エラーとなりましたが、これでリポジトリもChromeを受け付けられるよう書き換わっています。
そのまま続けてaptitudeを実行します。まずはルートディレクトリに戻って、お決まりのupdateから。
roo/span> |
すべて完了です。端末を終了します。今回はパッケージとしてのインストールなのでランチャ作成やメニュー登録の作業も不要です。
私の環境ではlibcurl3とlibssh2-1が不足していたわけですね。
SSH2は関係あるのか? まあいいけど(笑
で、結果は如何に?
信じがたいことに、YouTubeが何のストレスもなくHD画質で再生できてしまいました。Firefoxでカクカクだったタイトルをものの見事にノンストップで再生。
いやはや、Chromeのレンダリングの速さ、侮るなかれ。
ん?でもCOCOLOG記事への画像挿入が必ず文末に入っちゃうぞ? カーソル位置に入れたいのに。。。
それとアドオン。Firefoxで言えばTab Mix Plusのような強力なタブ&マウス カスタマイズツールはまだ出ていないようです。あじのタブブラウザ信条の第一条は『タブはダブルクリックで閉じるべし』で、第二条は『どんな時も新しいタブはアクティブにせず最後尾』、第三条は『タブに閉じるボタンはご法度』と続き、全部で第四十六条まであるのですが(嘘)、これを満たしてくれるものが無い。Double Click Closes Tabも試しましたがDebianでは動作せず。Linux未対応かもです。とりあえずはTab Position CustomizerとTab Nullpo+を入れて我慢の状態。
・・・う〜ん惜しい。実に惜しい。
・・・"Sleipnir for Chrome"とかって、ありえないですよね。そうですよねやっぱり。。。
まぁ、Chrome/Chromiumが公開されたのが2008/9ですからまだ歴史が浅いわけで、アドオンの充実発展にはもう少し時間がかかるのでしょう。うん。然もありなん。
■追記
Chrome導入後、アップデート・マネージャによる自動更新やaptitude upgradeでGoogle Chromeのアップデートに失敗する場合は再インストールするしかないようです。Google Chromeサイトで再度最新版をダウンロードしてから、下記を実行します。
roo/span> roo/span> |
う〜ん。。。 これはちょっと面倒かも。しかも一度アンインストールしたのにアドオンや閲覧履歴は残っているという仕様。 ま、ChromeをYouTube視聴用ブラウザと割り切って、Firefoxと共存するのもありかもです。
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